リクレアツィオン・ダルカディア~理想郷での楽しみ
~ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクの肖像を追って~
渡邊孝(チェンバロ)
松永綾子 山口幸恵(バロックヴァイオリン)
懸田貴嗣(バロックチェロ)
| 日時 | 2026年1月25日(日) 14:00(開場:13:30) |
| 会場 | 音楽小ホール 音楽小ホール客席図 |
| 料金 | 指定/3,500円 U25(25歳以下) 1,750円 withチケット(介助者用チケット) 500円 ※車いす席はアリオスチケットセンター(0246-22-5800)にて承ります |
ヨハン・セバスティアン・バッハが1741年に出版した鍵盤のための作品《ゴルトベルク変奏曲》の題名でその名が知られている“ゴルトベルク” 。実は、ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756)という作曲家の名前がその由来となっています。
本人が期せずしてその名が後世にまで知られてしまう、という不思議なことが長い歴史の中でおきたことは、誰もが知るところです。作曲家としてのゴルトベルクは、まるで映画『アマデウス』の中で描かれたサリエリと同じく、とある逸話によってその真の評価が見落とされてきたといっても過言ではありません。N.フォルケルにより記された初めてのバッハ評伝(1802年)の中で語られている、カイザーリンク伯爵を巡る有名な《ゴルトベルク変奏曲》誕生の逸話は、その弾き手が当時若干14歳だった鍵盤の名手、ゴルトベルクであったこと、彼の名がその不滅の変奏曲のタイトルとなったこと、という人々の興味を惹きつけるのに十分な話題性の大きさから、作曲家としてのゴルトベルクの存在をすっかり覆い隠してしまいました。
彼が同時代の人から、特に初見での演奏に秀でた人物であったことが報告されていることからもわかるように、もし彼の目の前にバッハが出版したばかり(もしくは、バッハが作曲中の手稿譜)の、この変奏曲の楽譜があったとしたら、当時のゴルトベルクは、完璧ではないにせよ幾つかの変奏を見事に弾き通したであろうことは容易に想像できます。
29歳という若さでその短い生涯を閉じたヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクの作品は、数えるほどしか遺されていません。それは、彼の自己批判の強さのために自ら破棄してしまったという記録も残されているほどですが、遺されている作品から彼の作風は、バロック様式から新しいロココ様式への変遷を示す混合様式ともいえる、見事な音楽的調和を見せています。
今回の演奏会では、作曲家ゴルトベルクによる〈トリオ・ソナタ集〉を中心に、J.S.バッハによる〈《ゴルトベルク変奏曲》のアリアの最初の8つの低音による14のカノン〉も合わせてお届けします。どうぞご期待ください。
渡邊 孝
| 出演 | 渡邊孝(チェンバロ) 松永綾子 山口幸恵(バロック・ヴァイオリン) 懸田貴嗣(バロック・チェロ) |
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| 曲目 | J.G.ゴルトベルク(1727-1756)/トリオ・ソナタ 変ロ長調 DürG J.S.バッハ(1685-1750)/《ゴルトベルク変奏曲》アリアの最初の8つの低音による14のカノン BWV 1087 J.G.ゴルトベルク/トリオ・ソナタ ハ長調 ほか ※曲目は変更される場合があります |
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